@勉強中 (15) -ブツ撮りワークショップその4 - カラーフィルターと二重露光
暑中お見舞い申し上げます。
暑いですね。
フォトショップを駆使して描いた、涼しげなCG画像をお楽しみください ...
ではなく、実はコレ、写真です。
月イチベースで通っている写真ワークショップで撮ってきました。
ということで、また、気になったところだけ、というか、ピックアップで手抜きレポートを。
この日のカメラくん。E-620に、おなじみホットシューアダプタ。右下に垂れ下がっているのは、今回導入のレリーズ。シャッターを押すためのリモートスイッチですね。
基本ファインダーを覗いてマニュアルフォーカスで撮っているのですが、E-620になって、背面液晶がみやすくなったため、フォーカスなどの成否がわかりやすくなりました。スタジオの中はそんなに明るいわけではないのですが、それでも明るく大きな液晶は便利です。
レンズは、100mm相当のマクロ。(しかし、今回それでは短い、もう少し望遠があったほうがよい、ということがわかりました。)
基本のセットはこんな感じ。
奥が、塩ビ(?)の板。手前に敷いてあるのは銀紙。
この奥の板のウラから照明を当てる透過光で。青と緑の2種類の光を、手前の銀紙の上に当てています。銀紙の色のニュアンスは、紙を波打たせていることと、2種類の光の加減。
細かい調整は大変なのですが、本当に実写とは思えない不思議な感じになるので、いろいろ応用できそうですね。
こちらは、板の前に、アルミホイルをくしゃくしゃさせたものを置いて、手前から照明を当てて反射させています。写真だとわかりにくいですが、両サイドの照明には、カラーフィルター(ステージの照明に使うような色紙ですね)を当てて色を変えています。
この後、右の照明は、ダイレクトな光が銀紙の上に落ちないように、「衝立て」を立ててます。
わかりにくい説明ですが、とりあえず、結果はこんな感じ。これもかなり不思議な感じです。
次に、この日試したのが、「二重露光」。
実は、E-620に付いた機能で、アートな写真が撮れるのかなぁ ... 位に思っていたのですが、意外な実用性が。
要は、上のような写真は、銀紙の上にモノを置いてそのまま撮っています。イメージ写真としては面白いですが、モノは背景というか下地に溶け込んでしまいますよね。
商品撮影など、モノ自体をはっきり写したい場合、モノには前方からしっかり照明を当てたい、でも、そうすると、下地のニュアンスは消えてしまう。
そのため、2つの写真を「合成」するために、二重露光を使用します。
別々に撮った写真を見てください。
商品のシャンプーを浮き立たせるためには、下地を見えなくし、前方から照明を当てる必要がありあります。
先ほどの銀紙の上に、無反射ガラス板を乗せて、間に黒い紙を挟んでいます。これで、1枚を撮影。
ガラス板は少し持ち上げてあるので、簡単に黒い紙は引き抜けます。そして、銀紙が綺麗に撮れる照明でもう1枚を撮影。
試しなんで、手前が見えちゃってる、とかは気にしないでください。
で、これらをちゃんと二重露光機能で撮るとこんな感じ。
「作品」としての質はさておき、背景はCG?というような不思議な感じですね。
ちなみに、カメラに二重露光機能が無い場合、上の流れを暗闇の中でバルブ撮影をすれば、同じことができます。それぞれ、ストロボが焚かれた2つの瞬間だけが記録されるので。
しかし、他の方の撮った写真は、さわやかな夏の広告写真ぽく仕上がったのに、私の撮ったシャンプーだけが、寄れていないということもあり宙に浮いているような感じに。私のだけ、なんか宗教法人のパンフレットみたいな雰囲気なんですけど(涙)。
道のりは長い(涙涙涙)。
でも、光の話はとても面白いです。
→ 「勉強中」のすべてを見る
暑いですね。
フォトショップを駆使して描いた、涼しげなCG画像をお楽しみください ...
ではなく、実はコレ、写真です。
月イチベースで通っている写真ワークショップで撮ってきました。
ということで、また、気になったところだけ、というか、ピックアップで手抜きレポートを。
この日のカメラくん。E-620に、おなじみホットシューアダプタ。右下に垂れ下がっているのは、今回導入のレリーズ。シャッターを押すためのリモートスイッチですね。
基本ファインダーを覗いてマニュアルフォーカスで撮っているのですが、E-620になって、背面液晶がみやすくなったため、フォーカスなどの成否がわかりやすくなりました。スタジオの中はそんなに明るいわけではないのですが、それでも明るく大きな液晶は便利です。
レンズは、100mm相当のマクロ。(しかし、今回それでは短い、もう少し望遠があったほうがよい、ということがわかりました。)
基本のセットはこんな感じ。
奥が、塩ビ(?)の板。手前に敷いてあるのは銀紙。
この奥の板のウラから照明を当てる透過光で。青と緑の2種類の光を、手前の銀紙の上に当てています。銀紙の色のニュアンスは、紙を波打たせていることと、2種類の光の加減。
細かい調整は大変なのですが、本当に実写とは思えない不思議な感じになるので、いろいろ応用できそうですね。
こちらは、板の前に、アルミホイルをくしゃくしゃさせたものを置いて、手前から照明を当てて反射させています。写真だとわかりにくいですが、両サイドの照明には、カラーフィルター(ステージの照明に使うような色紙ですね)を当てて色を変えています。
この後、右の照明は、ダイレクトな光が銀紙の上に落ちないように、「衝立て」を立ててます。
わかりにくい説明ですが、とりあえず、結果はこんな感じ。これもかなり不思議な感じです。
次に、この日試したのが、「二重露光」。
実は、E-620に付いた機能で、アートな写真が撮れるのかなぁ ... 位に思っていたのですが、意外な実用性が。
要は、上のような写真は、銀紙の上にモノを置いてそのまま撮っています。イメージ写真としては面白いですが、モノは背景というか下地に溶け込んでしまいますよね。
商品撮影など、モノ自体をはっきり写したい場合、モノには前方からしっかり照明を当てたい、でも、そうすると、下地のニュアンスは消えてしまう。
そのため、2つの写真を「合成」するために、二重露光を使用します。
別々に撮った写真を見てください。
商品のシャンプーを浮き立たせるためには、下地を見えなくし、前方から照明を当てる必要がありあります。
先ほどの銀紙の上に、無反射ガラス板を乗せて、間に黒い紙を挟んでいます。これで、1枚を撮影。
ガラス板は少し持ち上げてあるので、簡単に黒い紙は引き抜けます。そして、銀紙が綺麗に撮れる照明でもう1枚を撮影。
試しなんで、手前が見えちゃってる、とかは気にしないでください。
で、これらをちゃんと二重露光機能で撮るとこんな感じ。
「作品」としての質はさておき、背景はCG?というような不思議な感じですね。
ちなみに、カメラに二重露光機能が無い場合、上の流れを暗闇の中でバルブ撮影をすれば、同じことができます。それぞれ、ストロボが焚かれた2つの瞬間だけが記録されるので。
しかし、他の方の撮った写真は、さわやかな夏の広告写真ぽく仕上がったのに、私の撮ったシャンプーだけが、寄れていないということもあり宙に浮いているような感じに。私のだけ、なんか宗教法人のパンフレットみたいな雰囲気なんですけど(涙)。
道のりは長い(涙涙涙)。
でも、光の話はとても面白いです。
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by zebby_kk
| 2009-07-19 04:44
| 写真の話