カテゴリ:旅に行った。( 68 )

東北の旅、まとめです。

今回の印象としては、「表面的」には、昨年に比べればずいぶん落ち着いたようには感じました。おそらく見る側の主観が大きく、半壊の建物や、足下の食器やアルバムなどの生活の名残を示すような、生々しいものがダイレクトには目に入らなくなったことが大きいでしょう。

今回思い浮かんだ言葉は、的外れな表現かもしれないんですが、


「国破れて山河あり」


人々は、災害、戦渦、あらゆるものを乗り越えて、多くを失いながらも、営々と生きてきたのだという感慨です。

Ishinomaki city

Ishinomaki city

Sea of Ishinomaki

現地の生活に関して言えば、先日もテレビで見ましたが、雇用を始め問題は山積。これからも復興への道のりは長いです。

関東にいて、できることはあるのか ... 。

Ishinomaki city

Tsuki no ura

しかし、忘れてはならないのは、復興の問題(フクシマも含め)、防災の問題は、決して地元だけの問題ではなく日本全体の問題だということです。

旅の話、以上です。写真は、帰りの道すがら。

Going home
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今回は、石巻の市街の様子です。


先にも書いたように、石巻の市外は、日和山のせいで津波の直撃は免れていますが、それでも1m以上の浸水でかなりの被害が出ました。

今回見た時も、駅前の商店街の中に、おそらく半壊した建物を撤去して再建もままならないと思われる空き地が多く見受けられました。

Ishinomaki city street

Ishinomaki city street

1年以上経っているのに、こんな張り紙が。

Ishinomaki city street

閉鎖されたまま(?)の建物。

Ishinomaki city street

休業日かどうか不明。

Ishinomaki city street

営業中のお店もあり。

Ishinomaki city street

Ishinomaki city


本来なら、ちょっとひなびた、しかしのんびりした良い雰囲気の商店街という感じなのでしょうか。

Ishinomaki city street

仮店舗などが集まった、復興商店街のふれあい商店街。閉まるのが17時半と早いので行きそびれてしまいましたが。

Ishinomaki city street

ふれあい商店街の中の壁画。

Ishinomaki city street

1日目の夜に行った、お魚処「三吉」。お刺身もですが、銀タラのカマ焼きがおいしかったです。

At a bar

宮城県と言えば ... 。

ということで、次回でマトメたいと思います。

At a bar
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石巻の短い再訪の旅、中2日の2日目。今回は、のんびり観光記ということで。


まず、「観光」にぜひ行こうと思って調べたのですが、やはりそうなると震災の影響がまだまだあり、お休みの施設も多いようです。

近隣の金華山も、雄大な自然が堪能できる素晴らしい場所なのですが、定期観光船がお休みで、チャーターのモーターボートのみ運航!


モーターボート ... 。


ということでちょっと腰が引ける。さらに、猫で有名な田代島というのもあるのですが、こちらもアクセスが以前より難しそうなのと、元々観光地でないのに加えて今回の震災被害もあるということで遠慮することにしました。


代わりに「月の浦」というところに行ってみることに。ここなら、路線バスが通常運航しています。安土桃山時代に、慶長遣欧使節団を率いてヨーロッパに渡った支倉常長の像などがあるとのこと。

石巻駅前から、こんな方に見送られて(?)、バスに乗る。

Ishinomaki city street

Tsuki no ura

路線バスのため市内をゆるゆる行くので、土地勘をアップデートできました。

さて、到着。

Tsuki no ura

到着後、すぐ衝撃の事実が。支倉常長の像の他に展望台と、トイレと自販機はあるとのことだったので、コンビニで買ったおにぎりでものんびり食べるかなと思っていたのですが、なんとトイレが故障で使用中止!

さらに、像のある敷地の周りは、仮設住宅が。


とりあえず、支倉さん。某先生にならって、銅像撮りに挑戦! ... ってやっぱり難しい(涙)。

Tsuki no ura

そして、展望台へ。

... 天気のせいもあり、展望微妙 ... (肉眼でみるともっと海は遠いです)。

Tsuki no ura

Tsuki no ura

お茶控えめでおにぎりをボソボソ食べた後は、こんな写真を撮ったりして、ちょっと暇つぶし。

Tsuki no ura

Tsuki no ura

以上で、ほぼバス停近くの「観光」は終わり、帰りのバスが来るまでの2時間を持て余す!

山道を数百メートル下ると、ゆかりの井戸とかいくつかあるらしいのですが。また登って来ないといけないしな ... 。

Tsuki no ura

その辺の野草を撮ってみたり。

Tsuki no ura

Tsuki no ura

野いちご発見!

Tsuki no ura

「熊注意」みたいになってる、と自分でウケる(笑)。

Tsuki no ura

バス停小屋。

Tsuki no ura

ということで、月の浦、車で回れば、海辺にも降りられるし、少し離れたところにいくつか関連の遺構などがあるようです。路線バス観光はお勧めしません(笑)。


バスから、昨年避難所として使われていた湊小学校の前を通る。中でコンサートを撮ったり、能楽師の方とお会いしたり、懐かしかったですが、今は閉鎖されているんですね。

Ishinomaki city street

駅前に戻ったところで、駅に隣接のカフェに入る。写真がヘタでわかりにくいんですが、このカフェ、線路の最後の車止め(?)のすぐ先に建っているのです。無いと思うけど、オーバーランしたらどうするんだろう(笑)。当然、カフェの中から電車も見放題。鉄道ファンの方が石巻に行かれた際はぜひ。

Ishinomaki city street

Ishinomaki city street

シチューセットも美味しかったです。

旅の話は、まだ、ちょっとだけ続きます。

Ishinomaki city street
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石巻の旅続きます。

日和山公園、鹿島神社の近くに、しゃれたカフェがありました。

At a cafe

建物はバラで覆われて、店の前に子ども?! ... ではなく、お人形ですね(笑)。

At a cafe

カフェの周りや庭はバラだらけ。

At a cafe

At a cafe

At a cafe

黄色も。

At a cafe

中で頂けるのは、手作りのシュークリーム。こんなステキなパッケージになっています。クリームの種類が色々あるのですが、もうほとんど売り切れでした。

At a cafe

イチゴを選択。カワがさくさくで美味しい! コーヒーのカップもステキでした。

At a cafe

クッキーも色々販売していて、その場で頂くこともできました。お勧めは、ココナッツレーズン ... って、袋から出してシュークリームのお皿に盛ってみたけど、イマイチ、ヘタクソだった ... orz

At a cafe

ということで、日和山、とてものんびりできました。

一日も早く、ここから見下ろす町並みも復活し、本当の憩いの場としてまた親しまれるようになることを願ってやみません。

次回に続きます。

Hiyoriyama park

Hiyoriyama park
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石巻、日和山には、鹿島御児神社という立派な神社があります。

海から鳥居が並ぶ。尾道とかでも見たことありますが、神様は海からやってくるんですね。

Kashimamiko shrine

Kashimamiko shrine

そしてそして、そうです、ここで再会したのです。門脇町のキツネさんたち。

Kashimamiko shrine

最初ちらっと見たとき、お顔が似てるな??と思って、急いで手持ちの写真と比べてみたのでした(ひとの顔も覚えられないけど、キツネの顔も覚えられないことが判明 ... )。

2011年の写真、もう一度。

1st anniversary of earthquake and tsunami in March 11, 2011 in Japan

そして、鹿島神社での写真。

Kashimamiko shrine

Kashimamiko shrine

近隣にお寺があったので、そこにでも引き取られているのかと思っていましたが、考えてみれば、もちろん神社のほうがぴったりです。


こちらの神社には、他にもミニ稲荷神社があり、スレンダーなキツネさんたちが。

Kashimamiko shrine

ちなみに、こちらでは、狛犬さんもスレンダー(笑)。

Kashimamiko shrine

普通体型(?)の狛犬さんも。

Kashimamiko shrine

境内の千羽鶴。

Kashimamiko shrine

石の柵に刻まれた、寄進の名前。よくみたら、「日魯漁業株式会社」ですって。「ニチロ」のことですよね?! ... と思って調べたら、ニチロ自体も、最近合併で無くなっていました。

Kashimamiko shrine


門脇町のキツネさんたちは、今後もここでのんびり暮らすのでしょうか。神社が再建できたときには、戻って行くのでしょうか。

石巻を再訪できるかわかりませんが、他の方の写真を通してとかでもいいので、またなんらかのカタチでお会いできるといいなぁ、と思います(というか、再会できる気がする!)。

次回に続きます。

Kashimamiko shrine

Kashimamiko shrine
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海辺を見た後は、日和山公園に行きました。

日和山公園は、海を見晴らし市街を見下ろすことができ、市民の憩いの場です。

Hiyoriyama park

石巻市は津波で海岸沿いは多大な被害を受けましたが、この日和山という小高い山のおかげで、市街地への直撃を避けることができ、市役所などの機能が長期間停止するような事態を免れたようです。しかし、先に書いた北上川を遡った津波が市街地を襲い、かなりの浸水はありました。

Ishinomaki city

公園は無事でしたが、そこから見下ろす風景は一変してしまいました。

Hiyoriyama park

Hiyoriyama park

しかし、公園はのどかな雰囲気。

Hiyoriyama park

Hiyoriyama park

Hiyoriyama park

金兵衛茶屋。

Hiyoriyama park

茶屋のやきそば。石巻やきそば? 自分でソースをかけて味付けして食べる、というあっさり味。

Hiyoriyama park

公園で買い食い。これもちょっと不思議なおもちの食感。あんこがあまじょっぱかったです(笑)。

Nishoku mochi

次回に続きます。

Hiyoriyama park
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石巻漁港の跡は、市内を走りつつ、漫画家石ノ森章太郎さんの記念館、「石ノ森萬画館」へ。


2012年6月現在、某社のテレビCMにも登場していますが、休館中です。

この萬画館は、津波が遡上した北上川の中州にあり、天井まで波が来るという被害を受けました。

宇宙船のような、不思議なカタチをしています。

Ishinomaki Mangattan Museum

ぱっと見、それほど被害が無さそうにさえ見えますが、名前のところなどを見ると壊れているのがわかります。仮面ライダーの立て札の足も一本折れています。

Ishinomaki Mangattan Museum

入り口は閉まっています。

Ishinomaki Mangattan Museum

休館を告げる案内。

Ishinomaki Mangattan Museum

打ち付けられたベニヤに寄せ書きが。

Ishinomaki Mangattan Museum

ちなみに、「中瀬」と呼ばれている中州は、上から見るとこんな感じ。写真右手が下流、海側です。津波前は、ここには造船所、古い映画館、教会などがあったそうです。

Hiyoriyama park

教会も流されずに残りましたが、修復中でした。

Church

石巻にとって観光の目玉でもあり、郷土の自慢でもあったであろう萬画館ですが、修復の予算計上に関しては、ライフラインの復旧を優先させてほしいと、地元の反対も多いそうです。難しい問題ですが ... 。

次回に続きます。

Ishinomaki Mangattan Museum

Ishinomaki Mangattan Museum
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石巻再訪の際の「プラン」のひとつ、海をしっかり見てみたい。

昨年は堤防のところまで行って覗いていました。それほど高い訳ではないですが、荷物も多く、時間の制約もあり、砂浜に出るのは断念したまま。写真も、ちょっと中途半端になっていたのが心残り。

今年は、タクシーの運転手さんが、階段のあるところを教えてくださったので、無事乗り越えることができました。本当に、静かな美しい海です。

Sea of Ishinomaki

Sea of Ishinomaki

波消しブロック(?)らしきものが、散乱していました。

Sea of Ishinomaki

Sea of Ishinomaki

その後、石巻漁港へ。復旧したとはいえ、施設などは傷んだまま。

Ishinomaki fishing port

Ishinomaki fishing port

しかし、ここも海がきれいです。

Ishinomaki fishing port

何かの建物があったらしい更地も、多く見受けられました。

Ishinomaki fishing port

Ishinomaki fishing port

空はやはり美しく。

Ishinomaki fishing port

ピカピカの自販機たち。がんばろう!東北。

次回に続きます。

Ishinomaki fishing port
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石巻、門脇町の現在の様子、続きます。

少し移動して、門脇小学校のあたりです。ここは、避難をして来た方々の車のガソリンに火が入り校舎が焼けています。避難していた方々は、とっさの判断で裏山に逃げたと聞いています。

校舎は焼けた跡が生々しいままでしたが、校庭はとてもきれいに片付けられていました。

Ishinomaki city

このあたりは、昨年は、半壊の住宅、全壊の住宅の土台などがごちゃごちゃと残っていましたが、これもかなり片付いていました。ただ、撤去されていない住宅がまだ少し残っています。何か事情があるのでしょうか。

Ishinomaki city

そして、前回出会った、流されてしまった稲荷神社のおキツネさんたち。これは、昨年の写真です。

1st anniversary of earthquake and tsunami in March 11, 2011 in Japan

今年、ほこらは残され、新しい瀬戸物の小さなキツネがいましたが、石のキツネは見当たりませんでした。まさか捨てられたりはしていないとは思いましたが、心配になりました。しかし、実は、彼らには今回思わぬところで再開できたのです。その話は、また後ほど。

Ishinomaki city

Ishinomaki city

このあたりは、まだ、暮らしの「名残」をかなり見かけました。

Ishinomaki city

カメラを見ると、どうしても撮らずにはいられません。こういうオールドカメラだと、とてもしっかりした作りだし、まだ使えそうにさえ見えますが、塩水をかぶっているので難しいでしょう。

Ishinomaki city

止まった時計。

Ishinomaki city

復興作業は、続いています。

Ishinomaki city

次回に続きます。

Ishinomaki city
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間が空いてしまいましたが、旅から戻りました。今回の石巻訪問は短く、中2日でした。印象その他を、ぽちぽち書いていこうと思います。


ノープランながらも考えていたのは、以下のこと。

1. とにかく昨年写真を撮った門脇町のあたりを再訪する。「定点観測」的にもう一度見てみたい。

2. 昨年の訪問で 時間の制約などもありできなかったこと。海をきちんと見てみたい。そして、市街を山の上から見てみたい。

3. 8月に出会った神社のおキツネさんたちがどうなっているか心配

4. 石巻駅近くの商店街なども歩いてみたい。


で、とにかく最初の日、少しタクシーで回ることにしました。こういうコースでと具体的にお願いしたのですが、スタート地点は、「信用金庫のところへ」。7月に最初に見て衝撃を受けた地点です。

2011年7月の写真。

1st anniversary of earthquake and tsunami in March 11, 2011 in Japan

1st anniversary of earthquake and tsunami in March 11, 2011 in Japan

今回、逆に驚いたのは、その信用金庫の建物も含め、昨年9月の時点でかなり残っていた半壊の建物がほとんど撤去されていたことです。

作業は着々と進んでいたのです。以下は、今回の写真です。

Ishinomaki city

Ishinomaki city

Ishinomaki city

また地上のがれき、壊れた食器、おもちゃ、その他いろいろな生活のあとがかなり無くなっていることでした。

Ishinomaki city

しかし、夏草の向こうの団地は、まだ壊れたまま手つかずのようです。

Ishinomaki city

以前には見た記憶が無いのですが、なぜか家の壁の一部だけが残っているところがありました。震災の被害でこうなっていたのか、撤去の途中で放棄されているのかはわかりませんでした。

Ishinomaki city

以前からあった「がんばろう」の看板の前が慰霊の場となっており、大型バスでやってきた人々がいました。

Ishinomaki city

昨年、無くなった家の敷地に、「家族全員無事」というメッセージとともに植えられていた花が、今年も咲いていました。

Ishinomaki city

この日は、梅雨入り前の空が本当にきれいでした。

次回に続きます。

Ishinomaki city
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