人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ボストン美術館展@森アーツセンターギャラリー

六本木の森アーツセンターギャラリーで、ボストン美術館展を見てきました。


森アーツセンターギャラリーは、ヒルズの52Fにある美術館です。ちなみに、この上の53Fに、森美術館があります。

Exhibition

... って、いろいろちゃんとした名前、今初めて知りました。というか、今回「森美術館」でやってると思っていて、しかもヒトと待ち合わせして何の問題も無く見て来たし。ある意味スゴい。そんな薄氷の上を歩いていたとは ... 。


それはともかく、ボストン美術館展、なかなか見応えありました。


ボストン美術館所蔵の近代絵画、レンブラントあたりの肖像画から、印象派を経て、数は少ないですが、マチス、ピカソまで。


今更ながらの「巨匠」の「名画」の数々ですが、ボストン美術館ならではの目の付けどころの確かさに加えて、展覧会の企画もすばらしいのでは、と思います。


モダンアートに親しんでしまうと、印象派などの絵画はとてもクラシカルな感じがして、なかなかあえて見に行こうと思わなくなってしまったりしますが、やはり実物をじっくり見ると素晴らしいです。


今回の展覧会、テーマを持った並べ方や、的確な解説も良かったです。

特に個人的に印象に残ったのが、モネの数点の作品。光を追い求める姿に感動!

あと、まるでスナップ写真のように瞬間を捉えた、ドガの「田舎の競馬場にて」。

一点だけ出展されていたゴッホの最晩年の作も美しかった!


あと、ピーテル・サーンレダムの17世紀オランダの建築絵画に、時空を超えた親近感を感じてしまいました(笑)。


しかし、このミレー(左の絵ね)だけは、ちょっと思ったんですけど。こんなまったりした感じで、農作業今日中に終わるのか?! ちょっと(文字通り)牧歌的すぎやしませんか?? 大丈夫か、バルビゾン派?

P5151200


とにかく、ボストン美術館展、初心者からマニアの方(笑)まで、お勧めです。