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東日本大震災復興支援写真展について(6)

去る8月末に、二子玉川ライズで行った、小栗慎介テノールコンサートと、同時開催復興支援写真展。


会場で義援金を募りましたが、たくさんの方にご協力を頂きました!


詳細は、後日、小栗慎介さんのブログや、ライズのウェブなどで報告させて頂くことになると思いますが、9月11日から、その義援金を届けに、被災地に3回目の訪問をしてきました。


今回の訪問は、まず、石巻市に行き市役所で副市長さんにお会いし、小栗さんの手から義援金を手渡しました。その際、先日展示した私の稲荷神社の写真も寄贈させて頂きました。

他のガレキなどの写真は、今の時点では、被災地の方自身は見たく無いだろうと思いましたが、復興を温かく見守っているようなキツネの写真であれば、ご覧になってちょっと和む方もいるかもしれないと思い ... 。

拙い作品ではありますが、全国から励ましの絵やら、寄せ書きやらが送られて飾られているのを見て、私も何かをしたくなったのです。


市役所で、今回は一般の方もお招きしてミニコンサートを行ったあと、夜、陸前高田に車で向かいました。

途中、真っ暗な中、まだまだガレキが山積する気仙沼にさしかかったところ、港に灯りが!

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翌日は、陸前高田市役所を訪問し、仮市庁舎で市長さんにお会いした後、陸前高田高校で演奏。

ちなみに、陸前高田高校は校舎が津波ですっかり破壊されてしまったため、現在大船渡の高校を借りて授業を再開しています。

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仮校舎ということでしたが、置いてあったスリッパにちゃんと「高田高校」の文字があってびっくりしました。

高田市の市長さんもおっしゃっていたように、校舎の再建には最低でも3,4年はかかりそうで、大人にとっては仕方ない時間かもしれないけれど、学生の子にとっては一生に一度の貴重な時間。不便な中でも少しでも落ち着いて勉強や部活などに励めるようにという配慮のひとつなのかもしれません。

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その後少し海岸沿いに行ってみました。海沿いの道が先日訪れた時より少し整理され、膨大な作業とはいえ、着々と復旧作業が進められているのだと言うことがわかりました。

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しかし、高田の町は本当に空と山と海がきれいで、「風光明媚」という言葉がぴったりだなと思います。無事復興したときには、普通の「観光」で訪れてみたいものです。

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東北もまだ暑かったですが、もう秋の雰囲気ですね。

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石巻に戻る頃にはすっかり日が落ちていました。海沿いの町があったところは、当然現在は家も無く、電気も無く、日が落ちると真っ暗でした。

満月の下の町です。遠くに少しだけ灯りが。

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ちょっとだけ、漁港にも寄ってみました。稼働している工場でも壁が壊れていたりする様が見受けられましたが、やわらかく響く船のエンジン音は鼓動のようで、ひとの営みが着々と再開されているのが感じられました。

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by zebby_kk | 2011-09-15 10:55 | 写真の話