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ライブ写真の話 (3) - ポイントオブビュー

出先で偶々テレビを見て、思わず見入ってしまいました。

時代劇の殺陣師の話をやっていたんです。

斬りつけるシーンで、たとえ竹光でも、あんな長いモノを力を入れて振り回していれば結構危ない感じがするのですが、実はあのシーンは、斬られ役の人と刀身は意外と離れているんだそうです。

つまり、斬る人、斬られ役とカメラの角度によって、実際は数十センチ離れていても、刃が当たっているように見せているんですね。

そして、台座の付いたカメラは回転ぐらいしか出来ないので、斬りつける役の殺陣師さんが、演技をしながら、その角度を見事に調整するらしいのです。

よくある、ぐさっと突き刺してから引き抜く、という最後の見せ場(?)のシーン、あれも、やはり正面から向かうとかなり危ないので、サイドから刃を当て、引き抜くシーンで斜め後ろから撮れるように回り込む、というテクニックだそうです。


... そう、ステージを撮っていると、撮る角度の調整ってスゴく大変なのです!


ステージの場合、被写体は殺陣師さんじゃないので都合良く動いてはくれません(笑)。カメラ側が一生懸命考えて動くことになります。

後ろの人とハンパにかぶらないか、とか、背景がうるさく無いか、とか。

または、いい感じのツーショが狙えないかとか。

Tobyas@Club Quattro
Tobyas

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Tobyas@La.mama
Tobyas

BALLOON88@Heaven's Door
BALLOON88

SHE-SEE-STARS@ADM
SHE-SEE-STARS

ぶっちゃけ狙ってます、ツーショット(笑)

あと、着席のライブバーとかの場合、マイクスタンド、譜面台などで、演奏者が隠れないポジショニングが必須。

お店に入るなり、殺陣師顔負けの鋭い目付きでステージを見回しているヒトがいたら、たぶんカメラマンです(笑)。

続きはまた。
by zebby_kk | 2008-03-14 00:01 | 写真の話